風向きが変わると人が見えてくる
2009年 05月 24日
「男時(おどき)に 友は我を知り、女時(めどき)に 我は友を知る」
(ジョン・C・コリンズ)
In prosperity our friends know us; in adversity we know our friends.
(John Churton Collins)
◆ ちょっと堅い訳にしてみた。「男時・女時」という表現は 『風姿花伝』 にでてくるもので、いささか古めかしい響きをもつが、この英国の文芸評論家のコトバに格調をもたせるために、あえて訳語として充ててみた。名言の訳は、高度なテクニックが必要だ。人間誰にでも物事がうまくいくときと、そうでないときがある。「晴れの日の友」(fair-weather friends)という言葉に象徴される、男時(=うまくいっている時)に近づいてくる人たちの中には、女時(=逆境時)になるとサッと消え、見向きもしなくなる人も少なくない。しかし、人間は愚かな生き物である。周囲にもてはやされているうちに、不覚にも、真の友を蔑ろにする。その結果、晴れの日に 「雨の日の友」を失う。気づかないうちに、失うのだ。あなたには まだ 「雨の日の友」 はいますか?
(ジョン・C・コリンズ)
In prosperity our friends know us; in adversity we know our friends.
(John Churton Collins)
◆ ちょっと堅い訳にしてみた。「男時・女時」という表現は 『風姿花伝』 にでてくるもので、いささか古めかしい響きをもつが、この英国の文芸評論家のコトバに格調をもたせるために、あえて訳語として充ててみた。名言の訳は、高度なテクニックが必要だ。人間誰にでも物事がうまくいくときと、そうでないときがある。「晴れの日の友」(fair-weather friends)という言葉に象徴される、男時(=うまくいっている時)に近づいてくる人たちの中には、女時(=逆境時)になるとサッと消え、見向きもしなくなる人も少なくない。しかし、人間は愚かな生き物である。周囲にもてはやされているうちに、不覚にも、真の友を蔑ろにする。その結果、晴れの日に 「雨の日の友」を失う。気づかないうちに、失うのだ。あなたには まだ 「雨の日の友」 はいますか?
by stevebrussels
| 2009-05-24 00:22