ヨーロッパ直送・外資系ビジネスマン兼作家のブログ


by stevebrussels
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

<   2007年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

重版 御礼

最近、何年か前に出した本の件で、なつかしい編集者の方からメールをもらった。この前お知らせした 『人生を豊かにする英語の名言』 (研究社) につづき、

『ユダヤ人成功者たちに秘かに伝わる魔法のコトバ』 (ソフトバンク) についても

増刷が決まったらしい。ありがたいことだ。しかも、コンビニ(ファミリーマート)だ。4月に全国の店舗に並ぶらしい。 それはいいのだが、次の本の締め切りが近づいてきた。仕事が忙しく、執筆の時間がとれない。言い訳だが、疲労困憊は事実だ。うーむ。
[PR]
by stevebrussels | 2007-03-27 05:57

海ちゃん

土曜日の午後、娘をつれて、近所の子供用の遊技場にいった。そこは有料だが、完全に外部の不審者などがシャットアウトされた空間で、巨大なジャングルジムなど子供を飽きさせない工夫がしてあるので、わたしはビールを飲みながらやり残した仕事をして待っていられる。

私は仕事に没頭し、パソコンと向かい合っていた。しばらくすると、「お父さん、見て」とかわいい金髪の女の子をつれてやってきた。「オセアンがいたの、ビックリした。うれしい」

日本語にすれば「海ちゃん」。前の学校で娘が一番仲良くしていた子だ。

ベルギーでは2歳半から幼稚園だが、最初わたしは娘をフランス語の学校にいれた。ベルギーに長くなるかもしれないし、現地のコトバができたほうが便利だし、フランス語は英米のエリートの間では、今でも「教養語」と考えられているからだ。日本のように、決してマイナー言語扱いではない。それが世界の常識だ。

ある高名なフランスの言語学者の「子供は7歳までに耳にした外国語は完全にモノにできる」という話を鵜呑みにして、自分の娘にもそれを応用してみることにした。娘を実験台にするトンデモナイ父親と自覚しつつ、実践躬行あるのみ。私は計画を練った。

幼稚園3年間はフランス語、小学生からは英語(全日制)と日本語(補修校)という計画は、机上ではすばらしくおもえたのだが、現実には、思ってもなかった抵抗を受けた。

娘が転校を拒否したのだ。

5歳の娘がまさかそんなに抵抗するとはおもわなかったのだが、出張先に、「お父さん、英語の学校なんて行きたくないの。この学校にいたいの。オセアンと離れたくないの」と何度も泣きながら電話されると、さすがに参ってくる。しかも、家人も「娘がかわいそう」と同調してくるので、たまらない。

しかし、私は無視した。4人の子供を育て上げたオランダ人の同僚から「友達がどうの、などという子供の感情論に流されてはいけない。子供は何もわかっていない。大学へ入るまでは親が独断でいいんだ」

味方を得た私は急に元気を取り戻し、そのまま転校手続きを一気に済ませてしまった。

それから2年超。今ではイギリス人の友達もでき、学校を楽しんでいる。しかも、フランス語圏からのクラスメートとはフランス語で話すこともできるから、便利だ。結果おーらい。

さて、先ほどの「海ちゃん」との突然の再開の話に戻るが、そこからの展開がまたベルギー的というかアバウトで驚いた。娘と海ちゃんは、二人で勝手に盛り上がり、「うちに行こう」という話が進んでしまい、挙句の果てに、いきなり向こうの母親が「お泊りOK」というのだ。わたしは「着替えは?」と向こうの母親に聞いたのだが、大きなTシャツ一枚わたされて、「これでいい」と言う。そういうわけで、私は娘と「海ちゃん」をつれて、自宅に連れ帰り、一泊させて、ちょうど今、向こうの両親が迎えにきたので、引き渡した。

ところが、父親のほうが、私の面識のあった男と違う。恐る恐る聞くと、「ちょうど2年前に再婚同士で結婚した。今は自分の連れ子一人と、海ちゃんと彼女の兄の三人と暮らしている」という。こっちは、そういう話があまりにも多いので、皆あけっぴろげだ。「海ちゃん」にちょっと陰があるな、と感じていたのだが、そういう訳だったのか。ベルギーは離婚大国で、ヨーロッパでは離婚率でトップ3に入る国だ。海ちゃんも「今週の金曜から来週の金曜は母方、次の金曜から金曜は父方」という交互シフトで二つの家を行き来しているという。ちょっとかわいそうになったが、現実は厳しい。せめて、うちに時々遊びに来て、不条理な現実からつかの間の逃避ができるなら、いつでもウェルカムだよ、と私は心のなかでつぶやいた。
[PR]
by stevebrussels | 2007-03-25 18:03

      小さなことは放っておけ

          ただし

      やる時は徹底的に戦え

           (ある先輩のコトバ)
[PR]
by stevebrussels | 2007-03-23 07:59